01_「Lust for Life」(アルバム:Lust for Life) Iggy pop-Lust for life-Lust for life[4,152,277_2008/12/07]
■曲名:Lust for Life
■曲名邦題:ラスト・フォー・ライフ
■アルバム名:Lust for Life
■アルバム名邦題:ラスト・フォー・ライフ
■動画リンク:「Lust for Life」
ご存知「トレインスポッティング」のオープニング曲です。
ちなみにこのアルバムは1977年にリリースされていますが、全然古さを感じません。
「トレインスポッティング」は1996年に上演された映画ですから、19年前の曲を映画に使用したということになります。
イントロからリズムがとてもかっこいいです。
この曲は基本的にリズムが主体の曲で、延々と同じリフが繰り返されます。
あまり指摘されませんが、このリズムは明らかにモータウン由来だと思います。
特にベースラインが、いかにもモータウンのヒット曲にありそうです。
しかしモータウン色を感じさせないのは、イギーの型にはまらない野性味のあるボーカルのせいかもしれません。
曲名は直訳すると「生への渇望」といった感じでしょうか。
映画では「クソみたいな人生だけど上等だ、それでも自分たちらしく生きてやるよ」という感じでしたが、この曲もまさしくそういう内容です。
映画に似合いすぎです。
02_「The Passenger」(アルバム:Lust for Life) Iggy Pop - The Passenger (Official Video)[38,735,287_2020/07/10]
■曲名:The Passenger
■曲名邦題:パッセンジャー
■アルバム名:Lust for Life
■アルバム名邦題:ラスト・フォー・ライフ
■動画リンク:「The Passenger」
この曲は一時テレビコマーシャルに使われていました。
聞いたことがある方も多いと思いますが、ぜひフルバージョンでお聞きください。
こちらはアウトロー感が漂うギターのカッティングの上で、イギーが少し抑え気味に歌っています。
イギーにバラードの曲がないわけではありませんが、基本的にバラードを聞かせるタイプのシンガーではありません。
ただこの曲には、荒くれ者特有の哀愁が感じられます。
当時イギーはデヴィッド・ボウイと一緒に過ごす時間が長かったようです。
イギーは運転免許を持っていなかったため、デヴィッド・ボウイが運転する車で移動していたそうです。
曲名の「乗客」とはそういう意味です。
男くさい曲ですが、男の友情を感じさせてくれる曲です。
04_「Tell Me a Story」(アルバム:New Values) Iggy Pop - Tell Me a Story[184,931_2008/11/30]
■曲名:Tell Me a Story
■曲名邦題:テル・ミー・ア・ストーリー
■アルバム名:New Values
■アルバム名邦題:ニュー・ヴァリューズ
■動画リンク:「Tell Me a Story」
こちらは打って変わって軽快な曲です。
少しだけ昔のボブ・ディラン(Bob Dylan)の香りもします。
よくイギーポップのソロアルバムは「The Idiot」と「Lust for Life」ばかりが話題になりがちです。
しかし私は「New Values」を加えたサードアルバムまでを、三大傑作として考えています。
10選では「The Idiot」と「Lust for Life」の曲が多めになりましたが、もし20選で選んだら「New Values」の曲がたくさん入りそうです。
このアルバムはイギーにとっては珍しく、曲の粒がそろっています。
ではイギーにハズレ曲が多いのかといったら、残念ながらその通りだと思います。
ただこの人は平均値が高くなくても、最高到達地点がとても高い人です。
それに私は、それほど音楽にアベレージの高さを求めていません。
このアルバムは一部をスコット・サーストン(Scott Thurston)と共作しているものの、多くの曲をイギーが単独で書いています。
パフォーマー色の強い人かと思っていたら、イギーも良い曲を書けるじゃないかと思いました。