03_Suzanne」(アルバム:Raised On Radio) Suzanne - Journey[976,719_2008/05/14]
■曲名:Suzanne
■曲名邦題:スザンヌ
■アルバム名:Raised On Radio
■アルバム名邦題:Raised On Radio〜時を駆けて
■動画リンク:「Suzanne」
私は様々な音楽友達から影響を受けてきました。
大昔の話ですが、ある音楽仲間と話してから、産業ロックについての見方が変わりました。
彼は「硬派な音楽だから良いというのはおかしい」というようなことを言っていました。
確かにその通りです。
更に言えば、ロックっぽいだけで良い音楽というわけでもありません。
その意味で「Frontiers」の後、更に媚びたと言われるこのアルバムなどは、実は名曲の宝庫だったかもしれません。
このアルバムはハードロック色が減退して、更につまらなくなったと言われました。
しかしこの曲はいかがでしょうか。
律儀なほど、ポップでキャッチーな曲ですね。
硬派とか軟派とか、ロックとかポップとか関係なく、純粋に良い曲だと思います。
04_「Any Way You Want It」(アルバム:Departure) Journey - Any Way You Want It (Official Video - 1980)[48,921,909_2010/02/27]
■曲名:Any Way You Want It
■曲名邦題:お気に召すまま
■アルバム名:Departure
■アルバム名邦題:ディパーチャー
■動画リンク:「Any Way You Want It」
この曲は1980年にリリースされています。
まだ少しアメリカン・プログレハードの香りが残っていた頃の曲です。
このバンドは元々サンタナのメンバーであった、ニール・ショーン(Neal Schon)とグレッグ・ローリー(Greg Laurie)が独立して結成されました。
グレッグはキーボード担当でしたが「宇宙への旅立ち(Journey)」「未来への招待状(Look into the Future)」「ネクスト(Next)」の初期作品では、ボーカルも担当していました。
しかしセールス的にはかんばしくありません。
そこでボーカルにスティーヴ・ペリー(Steve Perry)を入れて、テコ入れをすることになりました。
スティーヴは曲づくりにも才能を発揮し、この曲もニール・ショーンと共作しています。
スティーヴ・ペリーの加入によって、楽曲とボーカルが強化されました。
07_「Edge Of The Blade」(アルバム:Frontiers) Journey-Edge of the Blade(Frontiers)[333,165_2012/01/17]
■曲名:Edge Of The Blade
■曲名邦題:限りなき世界
■アルバム名:Frontiers
■アルバム名邦題:フロンティアーズ
■動画リンク:「Edge Of The Blade」
ニールは基本的にギターを弾きまくりたいタイプです。
ニールはサンタナに加入する以前から有名ライブハウス、フィルモアウェストで、数々のブルース・ギタリストと共演していました。
サンタナが「キャラバンサライ(Caravanserai)」でフュージョン路線に転換するやいなや脱退し、ジャーニーを結成しています。
ニールはジャーニー以外の活動を聞いても、基本的にはハードロックをやりたい人なのかなと思います。
その意味でこういう曲は、ニールが本領発揮できる曲かもしれません。
ニールは激しい曲でも、メロディアスなプレイをする人です。
またこの曲の後半では泣きのフレーズを連発していて、私は彼のベストプレイの1つだと思っています。
08_「Wheel in the Sky」(アルバム:Captured) Journey-Wheel in the Sky(Captured)[39,295_2012/01/13]
■曲名:Wheel in the Sky
■曲名邦題:ホイール・イン・ザ・スカイ
■アルバム名:Captured
■アルバム名邦題:ライヴ・エナジー
■動画リンク:「Wheel in the Sky」
ライブ・アルバムからの曲をご紹介します。
オリジナルは「インフィニティ(Infinity)」に収録されています。
ただこちらのライブ・バージョンの方が良い出来かもしれません。
彼らの全盛期は「Escape」「Frontiers」「Raised on Radio」だと言われますが、私は「Captured」も全盛期に加えたいと思います。
このアルバムでは「Infinity」「エヴォリューション(Evolution)」「Departure」あたりの曲を中心に演奏しています。
全盛期に比べると、楽曲の魅力は落ちる時期かもしれません。
しかしそれを補って余りあるのが、ライブ・バンドとしての演奏力。
この曲を始めとして、かなりパワーアップして再現しています。
09_「Be Good To Yourself」(アルバム:Raised On Radio) Be Good To Yourself - Journey[546,430_2010/07/03]
■曲名:Be Good To Yourself
■曲名邦題:トゥ・ユアセルフ
■アルバム名:Raised On Radio
■アルバム名邦題:Raised On Radio〜時を駆けて
■動画リンク:「Be Good To Yourself」
彼らは売れてから内紛が多くなりました。
スティーヴ・ペリー、ニール・ショーン、ジョナサン・ケインの存在が高まりました。
その一方でスティーヴ・スミス(Steve Smith)とロス・ヴァロリー(Ross Valory)の存在感が希薄になったかもしれません。
このアルバムではスティーヴ・スミスは3曲だけの参加、ロス・ヴァロリーにいたっては演奏していません。
マネージャーのハービー・ハーバート(Herbie Herbert)によって、ロスは解雇されたようです。
中心人物の1人スティーヴ・ペリーも、ソロアルバム「ストリート・トーク(Street Talk)」をリリースし、バンドから気持ちが離れかけていました。
スティーヴ・ペリーはこのアルバムでプロデューサーを兼務すると、翌年バンドから脱退してしまいます。
さて彼らのアルバム名を並べると、興味深いことが分かります。
「Departure(出発)」→「Captured(捕獲)」→「Escape(脱出)」→「Frontiers(新天地)」
そしてこのアルバムのタイトルは当初「Freedom(自由)」だったようです。
つまり以下のようになる予定でした。
出発→捕獲→脱出→新天地→自由
しかしスティーヴの発案で「Raised On Radio」に変更したそうです。
スティーヴはバンドの内紛などもあり「自由」というアルバム名がふさわしくないと思ったのかもしれません。